「それでは皆様お待たせしました。 “Jun Takatsuki GWトークライブ”只今開演です」 ここで質問をしていた司会者がステージへ登場。開演の言葉に会場は一気に盛り上がりました。 司会（以下「司」）「どうも高槻さんお疲れさまでした。いかがだったでしょう、こんな沢山の方を前にして」 高 「嬉しいですね」 司 「皆さん、ようこそいらっしゃいました。 今日はたくさん高槻さんへご質問をいただいていますので、どんどん聞いていきたいと思います」 高 「聞いてください」 司 「では、さっきの一問一答から質問したいんですけど、東京の自慢が人の多いことというのは？」 高 「いきなり言われたんで、出ちゃったんですけど、東京に住んでると東京のいい所が全然分からないです。自慢というよりも、東京って嫌な所かもしれないし」 司 「人が多いということが」 高 「結構田舎が好きなんです」 司 「そうなんですか。山と海ならどちらが好きですか？」 高 「山と海と両方あるといいんですけど、最近はどっちかというと山の方が好きですかね」 司 「アウトドア派ですか？」 高 「はい」 司 「スポーツは？」 高 「スポーツはやってました。身体動かすのは嫌いじゃないです」 司 「小さい頃なりたかったのが水上警察。結構マニアックですね」 高 「特殊部隊みたいな感じだと思っていたので」 司 「どこかで見られたんですか？」 高 「見てないんですけど」 司 「いきなり頭の中に？」 高 「警察の上は水上警察官だと思っちゃったんです。そこに行けば、大変というか、責任感のある仕事ができるかと‥‥そんなこと全然考えてないですけど。子供だからただカッコいいってだけで、それでなりたかった」 司 「水上警察から役者に移行されたのはいつ頃ですか」 高 「僕は体操やって、オリンピックを目指していたんですけど、役者という世界にきたのは体操で挫折して。結局一緒なんですよ、人前で芝居するのと演技するのと。人に何かを見せるということで、役者に来たんですけど。全然警察とは関係ないですね（笑）」 司 「でも、やっぱり人を助けるってことでは」 高 「助けるっていうんじゃないですけど。凄くカッコいいこととかしちゃうと、そういう作品ってあるじゃないですか。それで100%のものを伝えるんじゃなくて、何かきっかけを与えられる仕事って役者じゃないかと思うんです」 司 「みなさん与えられてる感じですかね。目の輝きがやはり違うんですけど」 　 司 「初恋は幼稚園の先生」 高 「みんなそれくらいですよね」 司 「そうですかね」 高 「早いですかね。（会場の反応を見て）早い？ 早いのかなぁ‥。思い返したら初恋だったのかなって感じですよ」 司 「お名前とか覚えてますか？」 高 「覚えてないです」 司 「覚えてない?!」 高 「全然覚えてないです。住んでたところは知ってるんです。八百屋で、いつも冬になると石焼き芋をただでくれたんです」 司 「石焼き芋？」 高 「八百屋にありますよね、石焼き芋。こんなでかいんですよ。ぱかっとあけるとふわっとなって」 司 「持っていきなさいって？」 高 「物をくれるから好きになったわけじゃないですよ！」 司 「失礼いたしました」 高 「怖い話が流行ってたんですよ。片親だったので、みんな二時とか三時になると誰かが迎えにきて帰っちゃうんです。僕はずっと一人でいなきゃいけなかったんで、ずっと話をしてくれてた」 司 「顔とかは」 高 「覚えてないです」 司 「初恋の色とかありますか？ そのときの思い出の色とか。味は焼き芋の味ですよね(笑)」 高 「味は焼き芋ですね。色も多分ピンクがかった青‥ってよくわからないですよね。紫になるんじゃないかと」 司 「好きなタイプは綺麗、かわいいは関係ない」 高 「そうですね、外見って変わるじゃないですか。そうじゃなくて中身って根本的なところを変えるの難しいと思うんです、若干変わるとは思うんですけど。何かを持ってるか、持ってないかで、何かを持ってるとその人は輝いてるじゃないですか。そういう人にひかれます」 司 「それは何でもいいんですか？ 自分が向上出来るものであるとか、何かに夢中になっているとか」 高 「何でも目指しているというか、自分に課題や目標を持っているなら。『今日はここまでこのゲームクリアしてやるぜ』とか（笑）」 司 「そうなると一目惚れは少ない方ですか」 高 「少ないですね。直接話さないと全然ないです」 司 「良く分かりあって？」 高 「分かりあってじゃないですけど、この人どういう人なのかって分かるじゃないですか。そういうので、もっと良く知りたいなって思ったら話をしますけど」 司 「声とかかけますか？」 高 「かけないですね」 司 「やっぱり恥ずかしい？」 高 「恥ずかしいです」 司 「声を掛けられることはあるんですよね」 高 「いや、え？ どうですかね」 司 「かなり恥ずかしがり屋さんなんですね」 　 司 「コアラって言われたんですか？」 高 「はい、この間コアラって言われたんです」 司 「どなたに？」 高 「事務所で、お花見をやったんです。それでうちの役者さんに『コアラっぽいよね』って」 司 「コアラっぽい？ 似てるわけじゃないんですよね」 高 「コアラっぽいって言われたんです。そしたら『あー、分かる、分かる』って、何が分かるのか分かんないんですけど」 司 「どうなんでしょうね、コアラっぽいでしょうかね」 高 「どうなんですか？（会場を見まわす）」 高 「今、コアラっぽいですか？」 （会場より「言われてみれば」という返事が返ります） 司 「さざ波のように頷きがおきてますね」 高 「そしたら、コアラということでよろしくお願いします」 司 「そのコアラちゃんは、女の子になったらまず胸を確認するんですね」 高 「だって、だって、男と女の違いってそこでしょ」 司 「そうですね」 高 「逆に女の人が男になったらどうします？」 司 「そりゃ確認しますよね！（声のテンションがいきなり上がって、会場内は爆笑です）」 高 「ですよね！」 司 「みなさん、うんうん頷いてらっしゃいます。こんな感じで見て触る？」 高 「あんまり突っ込むのは止めましょうよ。‥‥絶対そうだと思うんですけど」 司 「絶対そうですね。私も確認します」 高 「はい」 司 「お洋服とかも着ちゃいますかね。スカートとか。はいたことないですよね？」 高 「いや、あるんですよ、それ。はいたというよりも、保育園のときにスカートめくりが流行って」 司 「小さいときにはありますよね」 高 「スカートめくりをみんなでしたんですよ。そしたら先生に怒られて、女の子の気持ちを分かりなさいってことで、半分くらいの人の中に立たされて、スカートはかされて、みんなに（スカートを）ぶわーってやられて、泣いちゃいました」 司 「気持ち分かりましたか？」 高 「はい。トラウマになりましたね。保育園の時にスカートはかされて。でも僕がトラウマになるってことは、普通の女の子もトラウマになるってことですよね。いけないことなんだなぁって思いました」 司 「分かってもらって、先生もよかったと思いますよ」 高 「そうですね。はかせたかいがあった」 司 「はいたのはその一回切り？」 高 「一回切りです」 司 「そのときはめくられた感覚だけで、はいた感覚は覚えてない？」 高 「そうですね、意識はしてなかったです。『うわ、めくられるっ』『ああ、止めてくれ！』って」 司 「そんな風に感じちゃうんですよね」 高 「そうですね。怖かったですよ、人ってのが。うわ〜って感じで（迫ってくる）」 司 「それは男の子にめくられるんですか？」 高 「女の子です」 司 「なるほど」 高 「怖いですよ、殺気だった顔が」 司 「めくられてた女の子がここぞとばかりに」 高 「ここぞとばかりに仕返しですよね」 司 「『私の気持ちが分かったの！』って感じですか」 高 「最後、蹴りまで入りましたからね。僕だけじゃないんですけどね。三人ぐらいでやられたんですけど。みんなで『うわーん』って泣いてました」 司 「泣き虫さんが」 高 「泣き虫じゃないですよ！」 司 「こんなに立派に」 高 「お母さんですか？」 司 「人の痛みが分かる子供に成長いたしました。母としては嬉しい限りでございます。 　ころっと変わりますけど、さっきお仕事は責任とお答えしていただいたんですけど、いま映画を」 高 「撮り終わりました」 司 「タイトルは？」 高 「輪舞曲(ロンド)って言います」 司 「どなたと共演されていますか？」 高 「吉岡毅志くん。ウルトラマンつながりで」 司 「どんな役なんですか？」 高 「そこまで話していいのかな」 司 「では話していい、大まかなところだけ」 高 「僕が元彼氏なんですよ」 司 「吉岡さんの？（会場大爆笑）」 高 「うまいですね〜！」 司 「誰か、今お名前が出なかったんで。ラブストーリー？」 高 「ラブストーリーです」 司 「そういうラブストーリーちっくな役とかは、照れますか？」 高 「照れます」 司 「照れるシーンとかありましたか？」 高 「はい、結構‥大分」 司 「大分、あら、これはみなさん期待大じゃないでしょうか」 高 「まだ僕もでき上がりを見てないんでなんとも言えないんですけど」 司 「公開はいつですか？」 高 「映画ってまちまちじゃないですか、言っててもまた延びちゃったりして。まだはっきりしたことは言えないんですけど、多分年内中には」 司 「年内中には皆さんの前に」 高 「やると思うんで観てください」 司 「ご期待下さいって感じですね」 高 「はい」 司 「大分照れた感じですが、思い出しましたか、恥ずかしいシーンとか」 高 「どんなシーンでもそうなんですけど、恥ずかしいシーンもスタートってなったら役者はみんなすぐ気持ちを切り換えられると思うんですよ。そうじゃない所での照れってのがあったんです。裏話なんですけど、現場でのアクシデントなんですが」 司 「是非、お話してください」 高 「あるシーンなんですが、内容はまだ言えないんですけど。大事なシーンのところで、僕トシキって名前の役なんですけど、トシキとカオリ*が愛情っていうか二人でいるところで、現場でトラブルがあって。二人だけの空気っていうのが作れなくて、妙に違う意味で照れちゃった」(*原田里香さん演じる元彼女) 司 「いや、これは期待大ですね。ぜひ皆さん一人前売り券十枚くらい買って周りに配っていただくという形で」 高 「舞台挨拶もちゃんとすると思うんで」 （会場に歓声が起こる） 高 「分かんないですよ、分かんないですよ、余計なこと言えなくて」 司 「情報はその都度出して貰えますよね」 高 「はい。もししなかったらごめんなさい」 司 「分かりました」 　 司 「じゃあ、ここからネットで皆さんから頂いた質問をボックスに入れてありますので、そこから高槻さんに直接引いて答えていただきます。結構一杯入ってますよ」 『お好きなカクテルベスト３を教えて下さい』 高 「ベスト３ですか？」 司 「お酒は好きですか？」 高 「好きです」 司 「大好き？」 高 「大好きです！」 高 「カクテルはあまり飲まないんです。甘いのあまり好きじゃないんで」 司 「普段は何を飲まれるんですか？」 高 「普通は焼酎か日本酒。飲むとしたらウォッカトニックかロングアイランドアイスティとか、コーラで割った単純なものくらいですね」 　 『東條悟がこんなに人気が出たことについてどう思われますか』 高 「どうなんですかね、これ多分どっかの雑誌でも言ったんですけど、とことんまで嫌われてやろうと思ってたんですよね。街歩いてたら石投げられるくらい嫌われてやろうって言ってたんですけど、やっぱり人間ってそこまで嫌われるのって怖いじゃないですか。シーン的に神保さんと絡むところが多かったんで、神保さんに相談したんですよ。そしたら『とことんまでやっちゃえよ』って言ってくれて」 司 「背中押されたと」 高 「はい。なんていうか、中途半端っていうのが一番良くないんですよ。人を嫌うのって凄くエネルギーがいると思うんです。もしかしたら、好きっていうより残るかもしれない。だからそいういう気持ちでとことんまで自分で作り上げて、やってやろうという気持ちがあったんで、だから正直びっくりしてます。僕は絶対石投げられるって思っていたんで」 司 「好き嫌いでいくとどうなんですか？ 高槻純個人としては」 高 「悟ですか？ 嫌いじゃないですよ。すっげ切ない奴で、自分の表現って難しいじゃないですか、普通に生きてても難しいと思うんですよ。彼の場合はその行動が全く伴ってなくて、ある意味伴っているんですけど。そこらへんのギャップっていうかそういうのが‥すごく‥‥自分で作ったから気持ち分かるんですけどね」 司 「ファンの皆さんもその辺りは分かっていらっしゃるのではないでしょうか」 　 『アクターズ・ファンの直筆インタビューの質問で、飼っている(飼いたい)ペットの答えにフェレットとありましたが、現在飼ってらっしゃるのでしょうか。それとも飼いたい方なんでしょうか』 高 「飼ってます。ウルトラマンの時から飼ってるんです」 司 「因みに名前は？」 高 「アンって言います」 司 「女？」 高 「女の子です」 司 「一匹だけですか？」 高 「一匹だけです。ペットショップにそれを買いに行って、すっげえ我儘な奴を選んだんです」 司 「その時はフェレットって決めて行ったんですか？」 高 「最初猫のつもりだったんですよ。でも、うちマンションなんで。猫って鳴くじゃないですか。ちょっときついなって思ってて。代わりにどんなのがいるかなって思って。最初フェレットって知らなかったんです。フェレットは鳴かないって飼いはじめたんですけど、どのくらいですかね、三年、今年四年目くらいですかね。ずっと飼ってます」 司 「今はきっちり自分で世話されてるんですか」 高 「してます」 司 「世話自体は簡単なんですか？」 高 「そうですね、あまり構ってっていうわけじゃなく。猫に近い性格なんです。自分が遊んで欲しいときに寄ってきて、触るなってときはいなくなる。あまり寂しがり屋じゃないので、仕事であけるときも全然大丈夫」 司 「その時はアンちゃんはお部屋に一人ぼっちなんですか」 高 「いや、ケージにいれてあるんです。ハンモックでしか寝ないんで」 司 「フェレットってハンモックで寝るんですか？ 初めて知りました。生は見たことないです」 高 「イタチですよ。すごく胴が長いんです」 司 「すごく可愛いですか？」 高 「可愛いです」 司 「それは無人島には連れていかないんですね？」 高 「自分が生きるので精一杯で」 司 「こいつにまでそんな苦労はさせないと」 高 「いや‥てへっ‥忘れてた‥やべっ」 司 「流して続けましょう！」 　 『明日地球が滅びるとしたら何をしますか？』 高 「明日地球が滅びるとしたら‥‥え〜っ‥‥」 司 「難しいですよね」 高 「難しいですよね。取り合えず酒飲みます」 司 「朝からいっちゃいますか」 高 「朝からいっちゃって、その流れに任せます」 司 「よっぽどお酒好きなんですね」 高 「ええ、酒好きですね。最近ちょっと抑えてるんですけど」 司 「強いんですか？」 高 「強いかどうかは分からないけど、嫌いじゃないですね」 司 「何かある度に“よし飲もう”、みたいな感じですか」 高 「最近は飲みに行くよりも家で飲む方が多いですね」 司 「お一人で？」 高 「一人だったり、友達呼んだり」 司 「じっくり腰据えてって形ですか」 高 「そうですね。わいわいやるときはわいわいやるで面白いですけど、二三人とかで語るのも嫌いじゃないんで」 司 「分かりました。この質問の答えにはなっていましたでしょうか」 高 「なってないですね」 司 「なってないでしょうかね。取り合えずは酒を飲むということでいいですかね」 高 「はい」 　 『過去と未来、行けるとしたらどちらがいいですか？』 高 「過去です」 司 「即答ですね」 高 「だって、未来に行ったとして、すごく幸せなことがあるとするじゃないですか。そしたら未来ってこんな風になるんだって考えて、今一生懸命頑張った結果が未来じゃないですか。知って頑張らなかったら未来が変わっちゃうじゃないですか。そうなるのは見たくないです。どんな幸せであろうとも。 　過去に行って、すごく後悔とかするじゃないですか、小っちゃい子供でも。そういうのを清算して戻ってきたい。って戻って来たらきっと現世が変わってたり」 　 『好きな音楽のジャンルは何ですか？』 高 「ノンジャンルなんです。何でも聞くんですけど、逆に聞かないのはラップとか聞かないですね。全然音楽性が僕には分からないんで。ロックとか歌謡曲とかポップスとかは聞くんですけど」 司 「音楽お好きなんですね」 高 「好きですね」 司 「今のお気に入りの曲とかはあるんですか？」 高 「最近ちょっと聞いてないんです。ちょっと時間がなくて、今は全然聞けてない」 司 「思い出の一曲とかありますか」 高 「うーん、一杯ありすぎてわかんないですね。一時期シカゴにはまってたこともあったし、小学校の頃すごく洋楽にはまってて」 司 「小学校の時に？」 高 「三年生の頃に聞き出したんです」 司 「結構おませさん」 高 「“おませさん”なんですか？」 司 「じゃないですかね。洋楽なんて、高校生くらいからしか聞いてなかったですよ」 高 「友達のうちに42chってのが入ってて、ミュートマとかベストヒットUSAとか聞いてました。マイケル・ジャクソンとか」 司 「一緒になって踊りました？」 高 「踊りましたよ！」 司 「ムーンウォーク練習したり？」 高 「練習したり、（手を動かしながら）これやったり」 司 「懐かしいですね」 高 「そうですね、小学校のときプロモっての初めて見たんですよ。シンディ・ローパーもそうですけど。そっからですね、洋楽を聞くようになったのは」 司 「結構懐かしい話が出てきました。では次お願いします」 　 『これからどんな役を演じてみたいですか？』 高 「僕って仕事が終わって次の仕事に移るときに一端ニュートラルに戻すんですよ。前の役を絶対引きずらないように。引きずるっていうか、残しておく分にはいいんです。次に似たような役がきたときに被らないようにしようとか、これにちょっと似させようとか、元が分からないと出来ないけど、どんな役をやっても引きずっちゃうのは僕としては好きじゃないんですよ。もっと広がるんじゃないかと思っているので。今回ラブストーリーをやったら次は全然違う、例えば時代劇とか、やくざものとか、ホラーとか、まったく違うキャラをやって、またそれが終わったら全然違うキャラを、例えばヒーローに戻るとか、恋愛に戻ったり、熱い男に戻ったり、いろんな役をみせたい。やってみたいですね」 司 「いろんな役を観てみたいですもんね。ファンの皆さんもいろんな高槻さんを観てみたいですから」 高 「なんか、その中には生理的に受け付けないんじゃないかって役も後々出てくるかもしれないですけど、多分、そういう時の方が役者として面白いと思うんで」 司 「役者魂が燃えるってところですか」 高 「そうですね」 　 司 「じゃあ、この辺りでファンの皆様に直接ご質問をいただきます。どなたか高槻さんに質問のある方」 『某携帯サイトに載ってた、美味しいカレーそうめんの食べ方を教えて下さい』 高 「おいしい食べ方？ え〜？ 僕が食べるのは夏なんですけど‥‥美味しい食べ方、特に小細工しなかったら美味しいですけど」 『どんな感じで食べるのがいいんですか？』 高 「普通にカレーを作りますよね。具があんまり大きくない方がいいと思うんですよ。ジャガイモここにあり。人参ここにあり、みたいな一人一人が存在感だしてると、ちょっと食べ辛い。あんまり甘いの好きじゃないんで、でも、若干水っぽい方がいいと思う」 『レトルトとか』 高 「レトルトのカレーってあんまり美味しくなくて好きじゃない」 司 「自分で作らないと駄目ですか？」 高 「はい。僕、チーズを入れちゃうんですよ。チーズを入れて、ぐわ〜ってかき混ぜて食べます」 司 「（少し疑わしげに）美味しいんですか？」 高 「美味しいです！」 司 「やったことないんですけど」 高 「美味しいです！」 司 「美味しいカレーを自分で作って下さいってことですね」 高 「そうです」 『わかりました、やってみます』 　 『私、今日九州から来たんですけど、旅行に行きたい所ってありますか？』 高 「北海道に行きたいです。‥‥（会場に笑いが起こり、焦ったように）九州の中で？」 『いえ、海外でも』 高 「海外には興味ないんですよ」 司 「なんで北海道なんですか？」 高 「行ったことがないってのと、冬の北海道じゃなくて、おじさんが北海道にいるんですけど、春から夏にかけて北海道がいいよって言うんで。今どうか分からないけど、死亡事故率が一番高いのが北海道って聞いたんですよ」 司 「そうなんですか？」 高 「道路が真っ直ぐ過ぎて、眠くなっちゃうらしいんですよ。そういうところをバイクかなにかで走りたいなって」 司 「ぶあーっとぶっ飛ばしたい？」 高 「ぶあーっと」 司 「分かりました。よろしいでしょうか、北海道で」 『ちなみ北海道にも住んでたことあります』 高 「どのくらい長いんですか、直線距離で」 『先が見えないくらい。でも、奥の方に行かないと。都会の方は普通に街です』 高 「そうですか」 司 「そりゃ、街もありますよね」 　 『いつもお洋服が素敵だなって思っているんですけど、今日も素敵というか可愛いんですけど、イベント毎に服を決めるときこういうテーマを決めるぞっていうのは有るんでしょうか』 高 「決めのポイント？ あの、ポイントを出してくれる方がいます。スタイリストさんが」 『自前のお洋服の中から服を選んでくれるんですか？』 高 「そうじゃないです。神戸のときは自前でしたけど、全部スタイリストさんがしてくれるときもありますし」

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